自家製のチキンブロスの作り方

チキンストックやこのチキンブロスを、時々作り冷凍保存しています。基本的に、ストックであれブロスであれ、ダシ(出汁)にお金をかけないで作れると、とてもうれしいものです。

これらダシを作る時に私は、捨てられる食材（野菜の切れ端など） を利用します。例えば、セロリの葉や玉ねぎの皮、人参の皮など剥いて捨ててしまうような部分です。実は、栄養価値が高くてとてももったいない部分でもあります。

また、自家製で作るブロスやストックを使って作るスープは、市販の固形スープを使用するよりも、体が喜ぶのを知っています。

野菜の端切れを使ってチキンブロス

野菜の切れ端（玉ねぎの皮、人参の皮、セロリの葉っぱ）は、料理をする際に、ジップロップの袋に入れて置きます。５日以内に使いそうなら冷蔵庫で保存しますが、いつになるかわからない場合は、冷凍庫に保存して置きます。料理をするたびに保存していきます。

野菜の切れ端だけを使ってチキンブロスを作りたい場合は、ジップロップＬサイズの量を準備します。一部は、野菜の切れ端を利用する際は、足りない量を通常の野菜で補うことができます。

自家製チキンブロスやストックの難易度を下げる作り方

ブロスは、ストックより簡単です。時間もかからないし、鍋でほったらかしに煮るだけです。入れる食材は決まっていますが、量は曖昧だったりします。

つまり、多少の誤差を気にする必要はありません。家庭で使う物なので、スープを作る時に、ストックなのかブロスなのか、又は、チキンかベジタブルかという事を私はほとんど気にしません。

このチキンブロスは、いつもの野菜（玉ねぎ、セロリの葉と茎、人参）と料理で余らせた手羽元(数本)を入れて1時間半鍋で煮込みます。

個人的には、手羽元や手羽先を使うのがおすすめです（ゼラチンが豊富）が、骨なし鶏肉を使うのが、チキンブロスとしては一般的です。

チキンブロスなのである程度の鶏肉が入っているほうが良いのでしょうが、私の自家製チキンブロスは、ベジタブルブロスを作る内容に、少しの鶏肉を入れる事で成立しています。

ベジタブルブロスより、チキンの脂とゼラチンが入っている方が美味しいですからね。

ブロスとストック それぞれ概念が違う

プロの世界でもそれぞれ微妙に違う思想があります。一般的に、ブロスは骨なし肉から作られ短い時間（1～3時間）で煮て味付けをされている。ストックは骨から作られ3～6時間煮込み、本来の旨味を最大限に引き出すので味付けはほとんどされない。

世の中は、曖昧で、ブロスであっても鶏の骨から作り短い時間で作るレシピもある。味付けされたものもあれば、されないものもある。

自分が好きなように作るのがいいのだろうと思う。それは家庭的であるし、また自家製であれば、自分の好きなように味付けできるし何で煮込むかも家にある材料で考えればよいと思う。ただ、レシピの再現性から考えれば、なかなか伝えるのは難しくなるのでレシピとしては成立しないところがレシピを紹介する側としての立場は弱くなります。

玉ねぎの皮を取り除くか、そのまま入れるかについて、私は玉ねぎの皮を加えています。玉ねぎの皮には素晴らしい栄養素があることと、スープに濃い色合いを出してくれる。透明なブロスやストックを作りたい場合は、玉ねぎの皮は取り除いたほうがいいのです。

 

自家製チキンブロスの作り方

・セロリの茎２本、玉ねぎ小玉1個半～2個、人参（中）１本半、ベイリーフ小なら2枚、粒の黒胡椒を小匙1、塩小匙1、パセリを一握り分、(お好みでニンニクやローズマリー、タイムなど加える)

・すべてスクラップの野菜を使う場合、（玉ねぎの皮や先端、人参の皮や先端、セロリの小枝や葉を合わせて）ジップロックＬサイズの量を準備します。

・手羽先や手羽元を4～8本入れます。

・水を1920ml 加えて、中火の強にし、沸騰したら蓋をして弱火にし、1時間半～2時間煮込む。

煮込んだら、具材を取り出し、濾して、瓶に詰める。冷めてから、保存する。２リットル分のチキンブロスができました。

Instant Pot でチキンブロスを作る

インスタントポット 6quart でチキンブロスを作る場合、すべての材料を入れて、蓋を閉める。調理圧力を強（high)にし、45分に設定する。

30分間自然に圧力を抜き、蓋をあける。具材を取り除き、濾す。（ 3quart インスタントポットは、材料を半分にする）

自家製チキンブロスを使った簡単なスープレシピ

・クリーミーチキンスープ
・ミネストローネスープ
・インスタントポット レンズ豆のスープ
・マッシュルームスープ
・キャベツスープ