自家製 チキンストック (野菜のスクラップを使って)

冷蔵庫に保管しているスクラップ(野菜のくずとなる切れ端など)から、自家製チキンストックを作るのは簡単です。

野菜のスクラップを使ってチキンストックを作る

冷蔵庫や冷凍庫にある野菜の切れ端を使って、自家製チキンストックを作るのはとても簡単です。

自家製チキンストックには、豊かな風味と栄養が詰まっていて、市販のチキンコンソメよりもずっと美味しいです。

レシピの材料には、チキンコンソメ(固形)と記載をしています。市販のチキンコンソメを使うこともしばしばあります。

けれど、チキンストックやベジタブル・チキンブロスを作っているなら、使わない理由はありません。

私は好んで、チキンストック(ブロス)・ベジタブルブロスを使います。その理由は、とても風味が豊かで、優しい味です。そして、なにより体に優しく健康的です。

お金をかけずに作るのが好きなので、ほとんどスクラップばかりで作ります。

チキンストックやブロスを作る時は、手羽元や手羽先を購入するか、料理の工程で作ったついでにチキンブロスを作ったりします。

本来のチキンストックは、鶏の骨やガラを使いますが、家庭での料理なので細かいことは、あまりこだわっていません。手羽元や手羽先は、チキンストックを作った後はお肉を骨から外し、スープの具材にします。

通常なら捨ててしまうものは、健康によい 自家製チキンストック や ベジタブルブロス に変わります。

チキンストックに入れる材料

・玉ねぎの皮や切り落とし
・セロリの葉の部分や切り落とし
・人参の皮や切り落とし
・パセリの茎や残りの葉
・鶏の骨や鶏ガラ(OR 手羽先や手羽元)

・水
・粒の黒こしょう
・塩
・ローリエ

ストックとは何か

ストックは骨から作られます。ブロスは通常、肉から作られます。そして、ストックは長い時間をかけ調理しますがブロスは少ない時間で調理することが出来ます。

骨の中に隠れている素晴らしい成分があります。長い時間をかけ調理すると、コラーゲンが分解し、ゼラチンに変わります。

良いストックにはゼラチンがたっぷり含まれていて冷蔵庫で冷やすと固まりゼリーのような状態になることもあります。ゼラチンが入っていると味も栄養も、身体にも良い影響を与えてくれます。

チキンストックを作る時に、鶏の骨やガラを使用したい時は、お肉屋さんから購入するか、料理中に骨だけを取り除くか、食後のチキンの骨を利用することができます。

チキンストック(ブロス)はどんな味

ストックは、スープのような味ではありません。私たちが日常で使っているコンソメやブイヨンには調味料が加えられスープとして提供されています。

通常のストックには、味付けがありません。(私は好みで塩、粒こしょう、ローリエを入れています。)

そのため、味が薄いと感じると思います。しかし、チキンや野菜の豊かな風味を味わうことができます。

チキンストックの作り方:分量

チキンストックに使うスクラップの材料は、セロリ、人参、玉ねぎ、鶏の骨やガラ(or 手羽元・手羽先)です。

フリーザーバック ジップロックLサイズの約8分目くらいが目安になります。大体3000~3500mlの容器くらいになりいます。スクラップは、冷凍したものでも大丈夫です。

冷凍したものを使う場合は、凍ったまま調理します。

鍋(IHや火力)で調理する場合:

① 保存しておいた野菜と骨・鶏がらを大きな鍋に入れます。
② 2500mlの水(又は、鍋の上部から2~3㎝空けて)具材を水で覆います。お好みで、粒黒こしょう・ローリエ・塩を加えます。
③ 沸騰したら蓋をして弱火にします。
④ 蓋をして3時間~6時間煮る。
⑤ 蓋を開け20分程冷まし、こします。

こしたあとは、密閉できる瓶や袋入れて冷蔵・冷凍保存します。

インスタントポットで作る場合:

① インスタントポットの中にすべての材料を入れて、2500mlの水を加え(インスタントポットの満水ラインを超えないように)、具材を覆う。
② ふたを閉め、バブルが閉まっているのを確認する。調理圧力(Pressure cook)強(High)に設定し45分にする。

③ 圧力調理が終了したら、30分間そのまま自然に圧力を抜きます。
④30分後、バブル(排気弁)を開け圧力を完全にぬき、蓋を開けてスイッチを切り20分ほどそのまま冷やします。

20分経ったら、大きい野菜を取り除き、濾します。

手羽元や手羽先を利用した場合は、密閉容器に入れて冷蔵・冷凍保存します。濾したストックは、密閉袋や瓶などの容器に入れます。

チキンストックの保存期間

チキンストックを冷蔵庫で3~4日間保存が可能です。数日中にストックを使う予定の場合は、冷蔵保存が一番簡単です。

予定がわからない場合は、チキンストックを冷凍保存していつでも使えるようにします。冷凍すれば6か月間保つことが出来ます。

冷凍したチキンストックを解凍する

・使う1~2日前に取り出し冷蔵庫に入れておく。
・電子レンジ可能の袋であれば、加熱する。
・お湯に浸しゆるくなったら中身を取り出し、凍ったままのストックを鍋に入れて蓋をし弱火で温める。

ストックに使った鶏肉の保存

チキンストックに使った手羽元や手羽先は、密閉容器や袋に入れて冷蔵・冷凍保存します。

・冷蔵庫では、3~4日間保存が可能。
・冷凍庫は、2~3か月間可能です。

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自家製チキンストック

自家製 チキンストック (野菜のスクラップを使って)


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  • Author: Uchino

Ingredients

玉ねぎのスクラップ

セロリのスクラップ

人参のスクラップ

イタリアンパセリのスクラップ

鶏の骨・ガラ(or 手羽元や手羽先)

水 2500ml

粒の黒こしょう 小匙1

塩 小匙1

ローリエ 2枚


Instructions

鍋で作る

  1. 鍋に野菜のスクラップと鶏の骨・ガラ(手羽元・手羽先)をいれ、2500mlの水で(鍋の上部から2~3㎝ 空けて)具材を水で覆う。お好みで、粒黒こしょう、ローリエ、塩を加える。
  2. 沸騰したら、蓋をし弱火にする。3~6時間煮る。蓋を開け20分ほど冷まし、こす。

インスタントポットで作る

  1. ポットの中にすべての材料を入れて、2500mlの水を加え(インスタントポットの満水ラインを超えないように)、具材を覆う。
  2.  ふたを閉め、バブルが閉まっているのを確認する。調理圧力(Pressure cook)強(High)に設定し45分にする。
  3. 圧力調理が終了したら、30分間そのまま自然に圧力を抜きます。30分後、バブル(排気弁)を開け圧力を完全にぬき、蓋を開けてスイッチを切り20分ほどそのまま冷やします。
  4. 大きい野菜を取り除き、濾します。手羽元や手羽先を利用した場合は、密閉容器に入れて冷蔵・冷凍保存します。濾したストックは、密閉袋や瓶などの容器に入れます。

 

 

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