回鍋肉(ホイコーロー)は、四川省発祥の「二度調理した豚肉」を意味する中華料理です。日本でも人気があり、豚バラ肉とキャベツを使った日本風のレシピは、ご飯によく合う家庭料理として親しまれています。
甜面醤のコクと豆板醤の程よい辛みが食欲をそそる、風味豊かな炒め物です。調理工程をシンプルにすることで、20分以内で手軽に作れるのも魅力。短時間でも、豚肉の香ばしさと野菜の食感、コクのある味付けをしっかり楽しめます。

日本の家庭では、中国の影響を受けた料理が「中華料理」として親しまれています。麻婆豆腐や餃子など、身近な料理も多く、家庭で作る機会もあります。
私も、普段の料理に使う調味料を活用しながら、手軽に作れる中華料理をいくつか取り入れています。麻婆豆腐と回鍋肉は甜面醬や豆板醬など共通する調味料が使えるため、調味料を無駄なく使い切れるのにも便利なところです。
今回は、中華料理の定番「回鍋肉(ホイコーロー)」をご紹介します。日本の家庭で親しまれているキャベツ入りのレシピで、豚バラ肉を香ばしく焼き、コクのある合わせ調味料を絡めて仕上げます。ご飯が進む味付けで、普段のおかずにもぴったりです。
回鍋肉とは?四川風と日本風の違い
回鍋肉(ホイコーロー)は、四川省発祥の中華料理です。「回鍋」には、鍋に戻して再び調理するという意味があり、本場の四川風では、一度茹でた豚肉を薄切りにして、調味料と一緒に炒めます。
一方、日本で親しまれている回鍋肉は、薄切りの豚バラ肉やキャベツ、長ねぎ、ピーマンなどを使い、甜面醬をベースにした甘辛い味付けが特徴です。
四川風と日本風の回鍋肉の違い
調理方法の違い
四川風の回鍋肉は、豚肉を一度茹でてから薄切りにし、香辛料や調味料と一緒に炒めるのが特徴です。一方、日本の回鍋肉は、薄切りの豚バラ肉をそのままフライパンで焼き、野菜と一緒に炒めて仕上げます。茹でる工程がないため、短時間で手軽に作れます。
味付けの違い
四川風は、四川風豆板醬や豆鼓(トウチ)、生の唐辛子などを使い、しっかりとした辛みと発酵調味料の風味が特徴です。
一方、日本の家庭で作られる回鍋肉は、甜面醬の甘味とコクを生かした味付けが一般的です。辛みには豆板醤やラー油を使いますが、本場に比べると穏やかで、量を調整することで好みの辛さに仕上げられます。
使う食材の違い
本番の四川風では、豆鼓などの発酵調味料が使われますが、日本の家庭向けレシピでは、甜面醬や豆板醤など比較的手に入りやすい調味料がよく使われています。またキャベツなどを加えるのも日本風の特徴の一つです。
回鍋肉を美味しく作るポイント
1、豚バラ肉は香ばしく焼く
豚バラ肉は、厚さ5~7㎜、幅2~3㎝程度に切り、表面にこんがりと焼き色が付くまでしっかり焼きます。肉の香ばしさと脂のうま味が引き出され、回鍋肉のおいしさが増します。
2、キャベツは炒めすぎない
キャベツはほどよくしんなりするまで炒めます。火を通し過ぎず、ほどよく食感を残すことで、豚肉や調味料とのバランスが良くなります。
3、合わせ調味料は軽く煮立ててから絡める。
具材をフライパンの端に寄せ、空いたところに合わせ調味料を加えます。軽く煮立たせててから絡めると、、具材全体に味がなじみやすくなります。
4、ラー油の香りを生かすため、最後に加えます。

回鍋肉の材料
豚バラ肉
豚バラ肉を使うと、油のうま味とコクが加えり、ジューシーに仕上がります。ブロック肉なら好みの厚さに切れるのも便利です。今回は厚さ5~7㎜、幅2~3㎝程度に切って使います。焼き肉用でも作れます。
キャベツ
回鍋肉に欠かせない野菜の一つ。豚肉のうま味や甘辛い味付けとよく合います。炒めても食感が残るよう、ひと口大に切ります。
長ねぎ
長ねぎを加えることで、香りと風味が増します。斜め切りにして、豚肉と一緒に炒めます。
合わせ調味料
甜面醬、豆板醤、醤油、酒、砂糖を使います。甜面醬、の甘味とコクに、豆板醬の辛みを合わせた、ご飯によくある味付けです。豆板醬の量は、好みの辛さに合わせて調整できます。

回鍋肉の作り方
豚バラ肉を香ばしく焼き、キャベツと長ねぎを炒め、甘辛い合わせ調味料を絡めます。最後にラー油を加えて仕上げます。
①キャベツはひと口大に切り、長ねぎは斜め切りにします。豚バラブロック肉は厚さ5~7㎜にスライスし、幅2~3㎜に切ります。焼き肉用を使う場合は、食べやすい大きさに切っておきます。
②甜面醤、醤油、砂糖、豆板醤をボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。
③フライパンに植物油を入れて中火に熱し、豚肉を加えます。表面がこんがりと焼き色が付くまで、しっかり焼きます。
④豚肉はフライパンに残したまま、端に寄せます。空いたところで長ねぎを軽く炒めます。キャベツを加えて程よくしんなりするまで炒めたら、具材を端に寄せ、調味料を加えるスペースを作ります。
④具材をフライパンの端に寄せ、空いたところに合わせ調味料を加えます。軽く煮立たせてから、手早く全体に絡めます。
⑤最後にラー油を加え、全体を手早く混ぜ合わせたら出来上がりです。

回鍋肉
Course: 豚肉レシピ2
servings5
minutes10
minutes1
hour15
minutesIngredients
豚バラ肉(ブロックまたは焼き肉用)150~200g
キャベツ 1/4個(ひと口大に切る)
長ねぎ 1/2本
植物油 大さじ1~2
ラー油(仕上げ用)小さじ1~2
- 合わせ調味料
甜面醬 小さじ2
醤油 大さじ1
酒 大さじ1
砂糖 小さじ1
豆板醤 小さじ2~大さじ1
Instructions
- 野菜と豚肉を切る:キャベツはひと口大に切り、長ねぎは斜め切りにします。豚バラブロック肉は厚さ5〜7mmにスライスし、幅2〜3cmに切ります(焼き肉用を使う場合は、食べやすい大きさに切ります)。
- 合わせ調味料を作る:甜面醬、醤油、酒、砂糖、豆板醤を小さめのボウルに入れ、よく混ぜ合わせておきます。
- 豚肉を焼く:フライパンに植物油を入れて中火で熱し、豚肉を加えます。表面にこんがりと焼き色がつくまで、しっかり焼きます。大きめのフライパンに植物油を入れて中火で熱し、5~7㎜程度の厚さにスライスした豚バラ肉を加えます。表面にこんがりと焼き色が付くまで、しっかり焼きます。
- 長ネギとキャベツを炒める:豚肉をフライパンの端に寄せ、空いたところに長ねぎを加えて軽く炒めます。キャベツを加え、程よくしんなりするまで炒めたら、具材を端に寄せて空いたところを作ります。
- 合わせ調味料を加える:具材をフライパンの端に寄せ、空いたところに合わせ調味料を加えます。軽く煮立たせてから、手早く全体に絡めます。
- 仕上げ:最後にラー油(小さじ1~2)を加え、全体を手早く混ぜ合わせたら出来上がりです。




