インドカレーやダルに欠かせない香り高いバスマティライス。
使う材料は、たったの2つ。作業時間も約20分なので、毎日の食事にも取り入れやすいレシピ
炊き上がりはふっくらとしていて、一粒一粒がくっつかず、ほろりと崩れるのが理想です。コンロで手軽に作れるバスマティライスの炊き方をご紹介します。

私は、いつもプレーンなバスマティ米を炊いています。インド料理店では、スパイスたっぷりのビリヤニやクミンの香りが食欲をそそるジーラライスなどの米料理がよく見られます。でも、家庭で日常的に食べられるのはシンプルに炊き上げたバスマティライスです。
一粒一粒がほぐれるように炊き上がった、真っ白で香り高いバスマティライス、その素朴な美味しさは、心温まるダルや彩り豊かなベジタリアンカレー、そしてコクのある肉料理まで、どんなおかずとも相性抜群です。
バスマティ米とは?
バスマティ米は、インドやパキスタンで親しまれている香り高い長粒種のお米です。主にヒマラヤ山脈の麓に広がる地域で栽培されており、繊細なバターのような風味と、炊きあがった後のふんわりとした食感が特徴です。
バスマティ米は、インド食材を扱う専門店や一部のスーパーマーケット、アマゾン
などで購入することができます。
そして、バスマティ米を選ぶときに、気をつけているのは、「熟成済み(Aged)」と表示されていること。できれば、インド産のものを選ぶのがおすすめです。
なぜ熟成バスマティ米を使うのか?
ビリヤニやプラオ、ザルダのように、米粒のうつくしさが料理の見た目の魅力を高めるような本格的な料理には、必ず熟成米を使うようにします。一方で、ライス・キール(ミルクでお米を甘く煮たデザート)やフィルニ(濃厚なミルクデザート)を作る場合は、新米や未熟成の米でも構いません。
料理によってお米を使い分けることも美味しく仕上げるための大切なポイントです。
熟成バスマティ米のおいしさは、香りや風味だけではありません。熟成の過程でお米のでんぷんの性質が変化することで、より深みのある味わいに変化します。水分量が減少することで、米は軽やかでふんわりとした食感になり、バタつきにくくなるため、どんな料理にも引き立てる、心地よいサラッっとした食感が生まれます。

完璧なバスマティライスを炊くための5つのコツ
バスマティライスをふっくらとした完璧なご飯を炊くために、押さえておきたい5つのコツをご紹介します。
私は、まずおすすめしたいのは、お米のパッケージの裏面に記載されている下ごしらえ、水の分量、炊き方の指示に従うことをおすすめしています。特に、炊く時間は必ず守ることをお勧めします。
① 米を洗う工程を省かない。
バスマティ米には、でんぷんが含まれており、特に白米は、炊く際に余分なでんぷんが溶けだすことで、べたついたり、仕上がりがどろっとしたりする原因になります。炊く前に、お米を洗うことで余分なでんぷんを取り除くことができ、風味やふっくらと軽やかな食感に仕上がります。
② お米を水に浸す
この作業は任意ですが、お米を水に浸すと粒が柔らかくなり、次の2つのメリットがあります。
〇炊飯時間を短縮できる
〇べたつかず、柔らかくなめらかな食感になる
③ 底が厚く、口が広い浅めの鍋を使用する
〇お米200g以下の場合:容量約1.5~2Lの小さな鍋で十分です。
〇お米200gを超える場合:幅広で浅めの鍋使用してください。幅広の鍋なら米粒が割れることなく膨らみ、広がるスペースが確保できます。また、浅めの鍋なら、炊きあがった後のご飯の層が厚くなりすぎず、お椀に盛り付ける際に米が割れるのを防ぐことができる。
④ ご飯を炊いている間は蓋をあけない。
一度蓋を閉めたら、開けないでください。ご飯は勢いよく沸騰した後、火を弱めて、水分が吸収されながら炊き上がっていきます。蓋を開けると湿度が乱れ、炊き上がりにムラが生じる原因になります。また、沸騰している間はご飯をかき混ぜないでください。バスマティ米のような長い粒が折れてしまう恐れがあります。
⑤ 炊き上がったら、十分に蒸らす。
火を止めた後、ご飯をほぐす前に、少なくとも10~15分間はそのまま放置してください。炊き上がったご飯はとても柔らかいため、早すぎる段階でかき混ぜると、粒が崩れてベチャベチャになってしまいます。
ふっくらおいしいバスマティライスの炊き方
1、お米を計量して、大きなボウルに入れる。お米が完全に水に浸るまで冷水を注ぐ。
2、手で米をそっとかき混ぜ、濁った水を流すか、目の細かいザルを使って水を切る。
3、すすぎ水がほぼ透明になるまで、手順2と3を繰り返す。通常3~4回すすげば十分ですが、水がまだかなり濁っている場合は、6~7回まで繰り返しても構いません。


4、水が濁らなくなったら、洗った米をたっぷりの水に15~20分間浸しておきます。(任意)
5、浸水させた水を切り、鍋に移します。
6、水を注ぎます。バスマティ米200gに対して、360ml(または420ml )。お米のパッケージの裏面を確認し、記載されている水の量に従ってください。比率のため、日本の1カップ計量を用いても構いません。
この段階で、バスマティ米に風味をつけるために、少量のバターや油(大匙1/2程度)と小匙1/4を加えてもよいです。


7、蓋をして強火にかけます。勢いよく沸騰するまで待ちます。鍋の中でたくさんの泡が立ってきます。
8、すぐに火を弱火にします。10~12分間、弱火で炊きます。炊いている間、ゆっくりと泡がたちます。水分がすべてなくなるまで炊き続けると泡が立つのが見えなくなります。
9、コンロの火を消し、蓋をしたままコンロの上に10~12分間置いておきます。蓋は絶対に開けないでください。余熱でご飯が完全に炊き上がり、温度が下がると米粒がしっかりとしてきます。
10、蓋を開け、フォークか柔らかいヘラを使って、鍋の端から中心に向かって優しくご飯をほぐしてください。

お米の種類別・米と水の割合
| 米の種類 | 理想的なご飯の食感 | 水の量 |
|---|---|---|
| Long Grain Basmati Rice, 200g | 硬め | 水360ml |
| Long Grain Basmati Rice, 200g | 柔らかい | 水420ml |
| Extra Long Grain Basmati Rice, 200g | 柔らかい | 水480ml |
保存と冷蔵
炊き上がったバスマティライスは、密閉容器に入れて1~3日間を目安に冷蔵庫に保存します。
冷凍する場合は、冷めたバスマティライスをジップロックの袋に入れます。ご飯1杯分をジップロック袋にいれ、閉じてから平らにし冷凍庫に重ねて保管します。
温め直す際は、ご飯の塊をそのまま取り出し、電子レンジ対応のボウルや皿にのせ、ラップや蓋をして、2~3分間加熱して温め直します。少しパサついているなら、水を少し振りかけてさらに1分間温め直してください。

Ingredients
- (2人分)
バスマティ米 200g
水 360ml
- (4人分)
バスマティ米 400g
水 720ml
Instructions
- お米を計量して、大きなボウルに入れる。お米が完全に水に浸るまで冷水を注ぐ。手で米をそっとかき混ぜ、濁った水を流すか、目の細かいザルを使って水を切る。
- すすぎ水がほぼ透明になるまで、手順2と3を繰り返す。通常3~4回すすげば十分ですが、水がまだかなり濁っている場合は、6~7回まで繰り返しても構いません。
- 水が濁らなくなったら、洗った米をたっぷりの水に15~20分間浸しておきます。(任意)
- 浸水させた水を切り、鍋に移します。
水を注ぎます。バスマティ米200gに対して、360ml(または420ml )。この段階で、バスマティ米に風味をつけるために、少量のバターや油(大匙1/2程度)と小匙1/4を加えてもよいです。 - 蓋をして強火にかけます。勢いよく沸騰するまで待ちます。鍋の中でたくさんの泡が立ってきます。
- すぐに火を弱火にします。10~12分間、弱火で炊きます。炊いている間、ゆっくりと泡がたちます。水分がすべてなくなるまで炊き続けると泡が立つのが見えなくなります。
- コンロの火を消し、蓋をしたままコンロの上に10~12分間置いておきます。蓋は絶対に開けないでください。余熱でご飯が完全に炊き上がり、温度が下がると米粒がしっかりとしてきます。
- 蓋を開け、フォークか柔らかいヘラを使って、鍋の端から中心に向かって優しくご飯をほぐしてください。






